
【登壇】ベンチャーカフェ東京でスタートアップ向け講演

イベント概要
イベント名:Venture Café Tokyo(ベンチャーカフェ東京)
日時:2024年6月13日(木)
会場:CIC Tokyo(東京都千代田区)
タイトル:「金も実績もないスタートアップが、いま何をすべきか?」
登壇者:代表取締役社長 田坂
登壇セッション:https://venturecafetokyo.org/sessions/startup-action-nichemedia/
登壇の背景

ベンチャーカフェ東京は、CIC Tokyoを拠点に毎週木曜夜に開催されるスタートアップ向けコミュニティイベントだ。投資家・起業家・エンジニアが集まる場として知られ、ニッチメディアは創業当初からこのコミュニティに関わり続けてきた。
今回のテーマは「広報力の欠如」という、スタートアップが陥りがちな根本的課題。優れたアイデアや技術を持ちながら、それを相手に届けられずに機会を逃している企業は少なくない。「差別化」や「ターゲティング」という言葉が飛び交う一方で、そもそも自社の話を相手の頭に残せていない——そんな問題意識から、「いかにして相手の心を掴むか、そのためにまず何をすべきか」を正面から論じた。
講演内容
講演は5つのテーマで構成した。
0. 「TIME IS MONEY」の脆弱性
「時は金なり」は自分たちの生産性を考える上では正しい。しかし、それは”こちら側の話”に過ぎない。相手が自分のために使ってくれている時間もまた、その人の寿命だ。「TIME IS MONEY」は”さんかく(△)”——まずこの認識から始めなければ、相手との信頼関係は積み上がらない。
1. 【雑情報】ってなに?
スタートアップが発信しがちな「自社に都合のよい情報」と、相手が本当に知りたい情報は別物だ。情報過多の時代に、ノイズにしかならない発信を続けることの機会損失を具体的に指摘した。
2. 【自己紹介】できてますか?
自己紹介の尺はMAX10秒。「冒頭5秒で自分は何者か(過去・現在)を伝え、残り5秒で未来の話をする」という構造を提示した。ニッチメディア自身の自己紹介を素材に、要約率・テンポの改善を実演。滑舌が悪ければキャラにしてしまえばいい——とも。
3. 【好かれる】を考えよう!
「無理してまで好かれなくてもいい、という覚悟」と「わざわざ嫌われに行く必要もない」という二軸で整理した。やることはシンプルで、「真実を話す」「自分の話をする(自分語りではなく自己開示として)」の2点だけ。自己開示がきちんとできると、そのトークが自然とフィルターとして機能し、自社に合った人が残り、合わない人は離れていく。
4. ヒアリングじゃダメ。”取材”という考え方
単なるヒアリングは「業務上の情報収集」で終わる。”取材”は違う。相手のことを事前に調べ(事前取材)、想定問答を樹形図で準備し、情報だけでなく感情に寄り添う。「知ってる」と「分かってる」は別物だ——相手を解ろうとする姿勢そのものが、困ったときに思い出してもらえる関係をつくる。
登壇者コメント
たくさんの方々にお集まりいただき、とっても嬉しかったです。また、いつもよくしていただいているベンチャーカフェ東京の皆様から、「こんな爆笑が巻き起こるのは初めてです!」と言っていただいたのがとても印象的でした。
「弊社や私たちに関わってくれた方に、少しでも幸せになっていただけたら」という思いで語らせていただきました。投資や出資を求めるベンチャー・スタートアップに関わる方々に多くお集まりいただいたので、「いかにして自社、プロジェクト/プロダクトの良さを相手に伝えるか」「俗にいう”差別化”で果たして十分なのか?」「ありがちなターゲティングがなぜ不十分なのか」など、一歩踏み込んだお話もできたかと思います。講演後もたくさんの方々にお声がけいただき、本当に嬉しかったです。引き続き「ないものはつくればいい」という精神で、少しでも皆様の未来に貢献できたらと思っております!
— 代表取締役社長 田坂友明
