
【制作】予約対応を全工程自動化。ネイルサロンのLINE構築事例

プロジェクト概要
クライアント:某ネイルサロン(富山県)
制作/支援期間:2025年4月下旬〜6月末(約1.5ヶ月、導入サポート期間含む)
支援内容:LINE公式アカウント全体設計・Lステップ構築・活用レクチャー・導入サポート
制作/支援業種:美容サロン(ネイルサロン、医療行為に近い)
課題
予約の受付から来店までのフロー全体が、スタッフの手動チャット対応に依存していた。
お客様の症状確認は写真のやり取りで1件ずつ目視での確認を実施。
症状に応じた施術コースの案内、空き枠確認と日程調整、各スタッフへの個別ヒアリングによる担当者割り振り・・・これらすべての工程が個別チャットで完結しており、予約管理に大きな工数が割かれていた。来店リマインドは未実施の状態だった。
「施術とスタッフ育成に集中したい」というオーナーの本来の業務に対して、バックオフィスの対応負荷が課題の中心にあった。

弊社の提案と施策
「症状確認から来店までの全工程を自動化する」をゴールに設定し、Lステップを活用したLINE公式アカウントを構築。
要件定義では、現状の業務フローと課題・理想状態を丁寧にヒアリング。
クライアントの操作負担を最小化しながら必要情報を取得できる設計を優先しました。
主な構築内容は4点。
① 症状診断フォームの自動送信
友だち追加と同時に診断フォームを自動配信。
8種類の症状に対応した施術コースを自動提案し、一件一件手動・目視での写真確認・コース案内を不要にした。
② Googleカレンダー連携による予約の自動化
症状・コースに連動した空き枠をリアルタイムで表示し、お客様自身が希望日時を選択できる仕組みを構築。
日程調整のやり取りをゼロにしました。
③ 担当者の自動割り振り
スタッフ全員のGoogleカレンダーを連携。
同時に、スタッフごとに異なるスキルと対応可能な症状をそれぞれ数値化。対応 OK / NG とスキルの優先度に基づいて自動割り振りを実装。
新人スタッフへの優先配分設定にも対応しました。
④ 来店リマインドの自動化
来店前日20時に予約内容と確認リンクを自動送信。
お客様自身で予約変更・キャンセルに対応できる導線も整備しました。

進行は、
キックオフMTG → ヒアリング → 要件定義 → 構築 → 中間納品(完成度80%) → 修正 → 完全納品 → 導入サポート
以上の流れを約1.5ヶ月で完了。中間報告を挟むことで認識齟齬を防ぎながら進行しました。
成果
症状確認から担当者割り振り、来店リマインドまで、すべての予約対応工程を自動化。
個別チャットによる手動対応はゼロとなり、オーナーとスタッフが本来の業務に集中できる環境が実現しました。
業務フローの変化は以下の通り。
- 症状確認〜コース案内:(過去)手動チャット対応 → (現在)自動診断フォームに完全移行
- 日程調整:(過去)複数往復のチャットやり取り → (現在)お客様による空き枠の自己選択に移行
- 担当者割り振り:(過去)個別ヒアリング(複数往復)→ (現在)カレンダー連携による自動割り振りに移行
- 来店リマインド:(過去)未実施 →(現在) 前日20時の自動送信に移行

弊社の視点
この事例における核心は、「自動化の設計はオペレーション全体の棚卸しから始まる」という点にある。
既存の業務フローを可視化しなければ、どこをどう自動化すべきかの判断ができない。
「LINEで予約を受けたい」「他の店もLINEつかってるし。」という要望を機能実装に直結させるのではなく、「なぜその工数が発生しているか」を深掘りすることで、本質的な課題解決につながる設計が生まれる。
Lステップ×Googleカレンダー連携は、美容・飲食・医療など予約業務を抱える事業者に横展開しやすいソリューションだ。Googleカレンダーは、操作の簡単さや見やすさも去ることながら、無料なためスタッフへの浸透も早い。いま世の中に存在する予約システムのサービス内容やUI、月額費用を考慮し検討したところ、Googleカレンダーに軍配があがる。クライアントにとってはるかに安くて使いやすいためだ。
業種を問わず、予約フローの自動化を検討している事業者にとって、参考となる事例といえる。
